おすすめ写真展のお知らせです。
写真家・平間至さんの写真展「平間至写真館大博覧会」が開催。
平間写真館TOKYOで撮影されたポートレイトを中心に、モノクロ、カラー作品が一堂に展示されます。
平間至写真展 「平間至写真館大博覧会」
1995年に発表された写真集『MotorDrive』をはじめ、タワーレコードの「No Music, No Life?」キャンペーンなど、“音楽が聞こえてくるような” 躍動感あふれるポートレイトによって、新しいスタイルを打ち出した写真家・平間至。その原点ともいえるのが “写真館”です。
宮城県塩竈市に祖父が開業した平間写真館の一人息子として生まれた平間にとって、幼少期から写真は日常の中に当たり前にあるものでした。そして、当たり前に写真家の道を歩みはじめたとき、写真館は反抗し乗り越えるべき対象になっていきます。「『Motor Drive』は写真館の写真への反抗、そして平間写真館TOKYOは再生であり自立だった」(平間至)。大きな転機となったのは、2011年の
東日本大震災。故郷・塩竈でも多くの命が失われた時、〝生き生きとした魂を残す場所″として写真館の開業を決意。2015年、平間写真館TOKYOがオープンします。
「平間至写真館大博覧会」展では、平間写真館TOKYOで撮影されたポートレイトを中心に、モノクロ、カラー作品を一堂に展示。平間至が撮る人生の幸せな瞬間、かけがえのない瞬間は、タイムカプセルに大切にしまわれた時間のように、永遠に写真の中から私たちに、素晴らしい時間があった証拠を語りかけてくれます。写真にしかなしえない“伝えていくこと、残していくこと”について、改めて思いを馳せる契機になる写真展です。
[イベント情報]
平間至写真展 「平間至写真館大博覧会」
●大阪
開催期間: 2019年3月28日(木)〜年4月10日(水)
開館時間:10:30~18:30(最終日は15:00まで)
休館日:日曜日
場所: ニコンプラザ THE GALLERY 大阪
拝観料:無料
●平間 至
写真家。1963年、宮城県塩竈市に生まれる。日本大学芸術学部写真学科を卒業後、写真家イジマカオル氏に師事。躍動感のある人物撮影で、今までにないスタイルを打ち出し、写真から音楽が聞こえてくるような作品により、多くのミュージシャン撮影を手掛ける。近年では舞踊家の田中泯氏の「-場踊り-」シリーズをライフワークとし、世界との一体感を感じさせるような作品制作を追求している。2006年よりゼラチンシルバーセッッションに参加、2008年より「塩竈フォトフェスティバル」を企画・プロデュース。2009年よりレンタル暗室&ギャラリー「PIPPO」をオープンし、多彩なワークショップを企画する等、フィルム写真の普及活動を行っている。
2013年には、俳優・綾野剛写真集「胎響」(ワニブックス)や、田中泯氏との写真集「Last Movement-最終の身振りへ向けて−」(博進堂)の発表と共に個展も行い、大きな注目を集めた。2012年より塩竈にて、音楽フェスティバル「GAMA ROCK」主催。