おすすめ写真集のお知らせです。
2006年に発表した初の写真集『うめめ』から10年。
写真家・梅佳代さんの待望の最新作『白い犬』が新潮社から刊行しました!
梅佳代さんの作品のなかにもたびたび登場してきていた、
能登の実家の愛犬・リョウを主人公にした写真集。
17年間の間、梅さんが切り取り続けてきた、未発表作品が収録されています。
愛嬌いっぱいの姿、表情にクスリとするシーンも満載!
ぜひご覧ください。
「はじめのころは木の枝で撫でとったけど、最後のほうは友達やったと思う。」
18歳のころ弟が拾ってきた白い犬は、能登の山深い豊かな自然の中で人間たちと暮らしました。「はじめのころは木の枝で撫でとったけど、最後のほうは友達やったと思う。」と梅は言います。家に上がってはいけないこと、妹のはるかと仲良くする、野山を探索に出かける、ばあちゃんの死。梅家の人々の日常に寄り添った17年、移りゆく季節の中に生きる一匹の犬を追った記録です。
日常に潜む一瞬の輝きにシャッターを切り続ける梅佳代の真骨頂であり、初の「動物」写真集でもある本作。どうぞご期待ください。
『白い犬』梅佳代
定価:2,500円(税抜)
仕様:B5正寸 総頁:128ページ
デザイナー:祖父江慎
梅佳代
1981年石川県生まれ。写真家。「男子」、「女子中学生」シリーズで写真新世紀2年連続受賞。2006年、初写真集『うめめ』を発表し、第32回木村伊兵衛写真賞受賞。2013年には東京オペラシティアートギャラリーにて個展『梅佳代展UMEKAYO』を開催。日常の光景を独自の視点で切り取る作品は国内外で高く評価を受け、様々な媒体や展覧会で作品を発表している。